よもやま話: 2008年9月アーカイブ

みなさん、こんにちは。

依田(石井)公認会計士税理士事務所の中島結実です。

前回は不覚(!?)にも、更新記事をBoss Furuyaに取られてしまいました。
もう少し活発に、早い対応が必須!ということで、今回は旬な話題をスピーディにということで、賃貸管理とは直接関係ないですが、今回のリーマン・ブラザーズ破綻記事について触れてみたいと思います。

既にご存知のように、米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻いたしました。

これにより、さらなる不信の連鎖が始まり、証券市場ではまるでスケープゴートを探すように「次つぶれるのはどこだ」とお互いの腹を探り合い、またそのような噂を流れることにより、ますます不信と不振が市場を駆け巡っている様相です。

事の経緯は、私より読者の皆さんの方が詳しいかもしれませんので、「波及」による可能性についてお話していきたいと思います。

今回は、サブプライムローム問題から端を発し、金融派生商品(デリバティブ)の全体の価値の低価、それによる商業不動産、カードローンに広がる金融資産の評価損、つまり損失が我々小市民にとっては、天文学的、国家予算並みの負債額へとつながり、破綻の連鎖が始まってきております。

日本では前回のFuruyaのブログで触れているように、既に不動産関連会社の破綻が連鎖的に起きています。
もしかしてこの連鎖の影響が少なくない会社が、後に続くのではとのうわさもあります。

このような中で日本の銀行も、リーマン関係の債権をいくつか保有しており、都市銀行においてはニュースリリース等で保有している債権と担保等があり保全されている債権と公表されておりますが、都市銀行の規模からすれば、担保されていない債権は、影響が少ない金額での計上となっております。

ただ、リーマンの活動は、証券会社だけでなく、子会社が不動産関係の投資を行っているので、子会社における不動産のファンドもかなりの額があると思われるので、日本の金融グループにおける保有額がさらに膨らまないことをただただ祈るだけです。

一方、地方銀行はこのリーマンに関する債権の保有額を公表している銀行は、非常に少なく、むしろいろいろな不動産破綻で負債額を抱えている銀行が不動産ファンドを所有していない訳はないと考えられるので、この沈黙がかえって疑心暗鬼とつながります。

やはり、スピーディに適切な情報を利害関係者に公開するという責任は重く、重要ということを感じてほしいと思います。

そして、このままでは日本全体として、金融の引き締め、貸し渋り、となり、10年前様相が目に浮かぶのは私だけではないと思います。

そのような重要な時期に、日本の与党の舵取りを誰にするということでやっていていいのか、と思わざる負えません。

でもどうしていいのか、本当のところはよくわかりません。

ただ自分の身を守るだけではすまなさそうです。

 

ところで、今回リーマンの話を聞いた時、そこで働く3万近くの従業員にはお気の毒ですが、個人的には詐欺とは言わないですが、回収が見込まれない債権をどんどん売って、最高額(約40億!)の給料をもらっていたトップクラスの人達に対しては、モラルの欠けている仕事はいつかしっぺ返されるのさ、と思っていました。(世界経済の悪影響という問題とは別にして)

そして、「株主代表訴訟で、この濡れ手に粟状態で得た最高額の給料を全部とられればいいのよ。」とボソッと言いました。
そこですかさず、BossFuruyaは「その訴訟に備えるために常に高額の給料をもらっているのさ」とサラッと言いました。

「な・る・ほ・ど!!」

(そうじゃないだろ、って誰か突っ込んでください)

 

 

昨日のニュースで、資格・専門学校を運営する4社で受講生から集めた授業料を共同で保全する会社、「学習保全機構」を設立するとの記事が出ていました。加盟社が経営破たんした時に未利用受講料を受講生に全額返還するとのこと。NOVA破たん時に前納した受講料の大半が返還できなくなり、受講生離れを引き起こしていたことへの対応。

まさに、これじゃないですか!

入居者からの家賃を管理会社が代行して集金しているケースが一般的ですが、最近の不動産業の破たん劇に巻き込まれる賃貸管理業界としては、このような制度を業界として創設し、オーナーへの信頼を高めるべきではないでしょうか。新聞記事を見た時、まさにこのような制度が求められているのではないかと、思います。

管理会社が預かっている家賃や敷金、中には預り共益費という慣習があるという話も聞きますが、こういった預り金の保全のために一定割合の保証料を『賃貸管理保全機構』(?)のようなものが考えられます。

賃貸管理業界の団体はいくつかありますが、そういった団体が中心となって、このような構想は描けないものでしょうか。業界全体の信頼性向上のため、ぜひ旗振りを期待します。

今までNakajimaばかり、記事を書いていましたが、たまには書いてみようかと思い立ち、今日は一緒に仕事をしておりますFuruyaがお送りします。

今年に入り、不動産業界の環境は非常に悪化しています。ここ2~3ヶ月だけでも、6月のスルガコーポレーション(東証2部)、7月のゼファー(東証1部)、8月のアーバンコーポレイション(東証1部)、創建ホームズ(東証1部)、丸美(グリーンシート)と、毎月のように上場企業が経営破たんしています。

昨年から続くサブプライムローン問題に端を発した不動産不況は、わが国の不動産業界にも多大な影響を与えており、ファンドが資金を引き揚げているとか、金融機関が不動産業者の査定を厳しくしているとの話はつきませんから、まだまだ続きそうです。

賃貸管理業者は、不動産売買もあわせて手がけていたり、不動産売買会社の子会社だったりするケースが良くあります。実際、先に挙げた倒産した不動産会社の中には賃貸管理部門で預っていたケースや、賃貸管理業を手がけていた子会社が同時に倒産したケースもあったようです。先日は、滞納家賃保証のR社が管理会社へ家賃の送金が行えなかったというニュースが流れ、衝撃が走りました。(9/8 週刊全国賃貸住宅新聞にも記事掲載あり。)
こういったニュースが流れれば、当然管理会社に大事な財産を預けているオーナーは、「うちの管理会社は大丈夫なんだろうか?」と思いますよね。必要以上に信用不安が広がらないことを祈るばかりです。

こういった状況を鑑みるに、H18年5月に国土交通省の研究会報告にあった敷金の分別管理や保証制度の創設などが急がれるべきではないかと考えます。
また、我々、賃貸管理業向けの会計コンサルティングを担う者としては、これからも賃貸管理会社の会計制度の確立を訴えていきたいと思う今日この頃です。

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