FURUYA: 2008年9月アーカイブ

昨日のニュースで、資格・専門学校を運営する4社で受講生から集めた授業料を共同で保全する会社、「学習保全機構」を設立するとの記事が出ていました。加盟社が経営破たんした時に未利用受講料を受講生に全額返還するとのこと。NOVA破たん時に前納した受講料の大半が返還できなくなり、受講生離れを引き起こしていたことへの対応。

まさに、これじゃないですか!

入居者からの家賃を管理会社が代行して集金しているケースが一般的ですが、最近の不動産業の破たん劇に巻き込まれる賃貸管理業界としては、このような制度を業界として創設し、オーナーへの信頼を高めるべきではないでしょうか。新聞記事を見た時、まさにこのような制度が求められているのではないかと、思います。

管理会社が預かっている家賃や敷金、中には預り共益費という慣習があるという話も聞きますが、こういった預り金の保全のために一定割合の保証料を『賃貸管理保全機構』(?)のようなものが考えられます。

賃貸管理業界の団体はいくつかありますが、そういった団体が中心となって、このような構想は描けないものでしょうか。業界全体の信頼性向上のため、ぜひ旗振りを期待します。

今までNakajimaばかり、記事を書いていましたが、たまには書いてみようかと思い立ち、今日は一緒に仕事をしておりますFuruyaがお送りします。

今年に入り、不動産業界の環境は非常に悪化しています。ここ2~3ヶ月だけでも、6月のスルガコーポレーション(東証2部)、7月のゼファー(東証1部)、8月のアーバンコーポレイション(東証1部)、創建ホームズ(東証1部)、丸美(グリーンシート)と、毎月のように上場企業が経営破たんしています。

昨年から続くサブプライムローン問題に端を発した不動産不況は、わが国の不動産業界にも多大な影響を与えており、ファンドが資金を引き揚げているとか、金融機関が不動産業者の査定を厳しくしているとの話はつきませんから、まだまだ続きそうです。

賃貸管理業者は、不動産売買もあわせて手がけていたり、不動産売買会社の子会社だったりするケースが良くあります。実際、先に挙げた倒産した不動産会社の中には賃貸管理部門で預っていたケースや、賃貸管理業を手がけていた子会社が同時に倒産したケースもあったようです。先日は、滞納家賃保証のR社が管理会社へ家賃の送金が行えなかったというニュースが流れ、衝撃が走りました。(9/8 週刊全国賃貸住宅新聞にも記事掲載あり。)
こういったニュースが流れれば、当然管理会社に大事な財産を預けているオーナーは、「うちの管理会社は大丈夫なんだろうか?」と思いますよね。必要以上に信用不安が広がらないことを祈るばかりです。

こういった状況を鑑みるに、H18年5月に国土交通省の研究会報告にあった敷金の分別管理や保証制度の創設などが急がれるべきではないかと考えます。
また、我々、賃貸管理業向けの会計コンサルティングを担う者としては、これからも賃貸管理会社の会計制度の確立を訴えていきたいと思う今日この頃です。

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