一見、関係なさそうなこの話題。
以前話したでしょうか、現在私たちIT経営支援室は、FNT(ファインネットテクノロジー)の「TS-forJAVA」という賃貸管理システムの自動仕訳の仕様を監修、開発に協力しております。
導入に際し、業務のルールを確定させ、標準化させることによって(いわゆる内部統制ですね)、初めて自動仕訳を行うことができます。
(これは賃貸管理システムに限った話ではありません。)
これがシステムを導入するだけで、簡単に、明日から仕訳ができると思われている方がいる、というかこの業界の方は特に多いような気がします。
宅建業法という法令に准じて、業務を遂行しているにも関わらず、、です。(業務ルールを守ってこそ出力される自動仕訳なのです。)
現場の情報の入力が上流とすれば、ここで入力した情報が、全ての起源となります。
経理で使用する仕訳は、数々の業務の方々の複数の処理を経て、その結果として、つまり下流でこの情報を仕訳を出力します。
これが本当に川の流れと同じで、せせらぎのような小さい川(管理戸数が少ない)は、不純物も発見し易く、また短いので汚染されても、すぐ原因を突き止めて元に戻すことが可能です。
つまり、管理規模の小さい会社であれば、なんらのミスや不具合があっても、担当者がなんらかの手立てをして手で修正がききます。
これが1級河川のような大きな川になるとどうでしょうか、上流の段階でいろいろな汚染が発生すると、その流れに巻き込まれてしまい、不純物も発見しにくくなり、長いため違う汚染に影響され、複合的に広がる可能性があります。つまり、大量のデータの中にミスが紛れ込んだら、そのデータを特定するにはなかなか見つけにくいということになります。
では、どうすればよいのでしょうか。
答は簡単です。
新しく追加・訂正するデータが入力される段階で、正しいかチェックをすればよいのです。(川の中に流れ込む支流の水質検査を徹底するということ同じです。)
賃貸管理システムで言えば、
<入力データ>
I.新規契約
... オーナーとの管理委託契約の条件は正しく(会社のルールに沿って)入力されているか
... 賃借人との賃貸借契約の条件は正しく入力されているか
II.入金
... 日々入金される家賃を遅滞なく、各請求項目に合わせて入金されているか
III.管理委託解除/退去
... オーナーとの管理委託契約の有効期間のチェックされているか
... 賃借人の退去に当り、遅滞なく情報を入力されているか
<業務上のルール>
I.業務の締めを持つ。
... 毎日の締めの時間
... 毎月の締めの日
II.入力データをチェックできる体制
... 締めの時間、締めの日に合わせて、上記の入力データをチェックできているだろうか
と、簡単にいえば、上記に示した内容を守って行えば、大量のデータは保全されていきます。
(いや、これはあくまで業務運用する側の話で考えれば、)
これを体系づけて業務を行えば、内部統制となっていきます。(本格的にはもう少し山がありますが)
でもこう聞いてみると、「なんだ簡単なことじゃないか、毎日やっていることが、実は内部統制につながっているんだ!」と思われた方もいるのではないでしょうか。
そうなんです。
簡単なハズなのですが、そうもいかなく、不正な事実が発生するので、あらためて「内部統制」というキーワードが必要となるのです。
もちろん悪意のある人の存在は、別です。悪意のない人の存在がキーポイントとなるのです。
まぁこの辺の話はよもやま話として、おいおい話していきたいと思います。
最初から飛ばすと、次のネタに悩んでまた休場(窮状)してしまいます。
と、ご承知おきのことと思いますが、、、ね。
依田公認会計士税理士事務所の中島結実でした。
まさに隔世の感。
名古屋駅についた私たちはうわさのスパイラルタワーを遠くから拝ませていただき、商談もあったので早々に、一路開場へ向かいました。
ただ内部統制というのは、社長以外に従業員が増えた段階で既に始まる内容です。
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